またカバカバ理論が発動。
こんにちは。おつまむです。私は3か月の周期でテーマを持ってランニングやトレーニングをしているのですが、また画期的なトレーニング理論を思いつきました。(特に調べていないので、先駆者がいましたらすいません)
前回のガバガバトレーニング理論はこちら…メイントレーニングの後に「ドリル」をやってみた結果…[陸上・ランニング・長距離メニュー])
前はメインメニュー後に、ドリルをやって色々と失敗しましたが今回はかなり自信があります。
それは、今後トレーニングが激しくなる3月~5月の時期に「あえて」LSDトレーニングで15キロを走ってみるというものです。
今回(5月某日)はあえてLSDトレーニングをやってみた結果を基に、私の考えていた事が正しかったのかを、自分の体をおもって検証します。
本来今やるべきトレーニングはLSDランニングではない!
私にとって3月~5月は、冬のLSDトレーニングなど体を作るトレーニングを終えて、6月から本格化する強度が高いトレーニングへ移行する時期です。
[今この時期にやるべきトレーニングは…]
①冬トレーニングで積み重なった疲れをしっかり癒す事
②本格化するトレーニングにスムーズに入る為のトレーニング
③本格的なトレーニングでのリスク軽減の為に、しっかりランニングフォームを固める事
が必要です。
3月に一度練習量を落としつつも、最近はペース走やビルドアップ走を取り入れ、本格的なトレーニングにスムーズに入れるよう準備しています。
また、アシックスとカシオから発売されているモーションセンサーを購入し、自分のランニングフォームを検証し、そこから基礎連や補強メニューを組み立てています。
モーションセンサーについて→[CASIO×ASICS]モーションセンサーで快適にランニング!モーションセンサーでできることや使ってみた感想を紹介!)
つまりこの時期にゆっくりだらだら走る様なLSDトレーニングは必要なく、6月から始まる本格的なトレーニングに対応するようにしなけらばいけません。
むしろこの時期のLSDトレーニングはリスクが多いのです。
スピードトレーニングを始めているこの時期にLSDトレーニングをやるリスクは?なぜやろうと思った?
この時期にLSDトレーニングをやるリスクは…
①運動パフォーマンスは「脳」と「筋肉」のバランスが大事であり、LSDトレーニングで「ゆっくり長く走る」という事は、これから始まる「速く長く走る」という感覚を鈍らせてしまう
②今やっている練習とはかなり違ったトレーニングになり、体がついてこれず予期せぬ怪我をしてしまう
等のリスクが考えられます。
ではなぜ「あえて」LSDトレーニングをこの時期にやってみたのかと言うと、先ほど申し上げた「脳」と「筋肉」の連動性に着目した為です。
[今後パフォーマンスを向上させるために違う刺激を…]
高いパフォーマンスを発揮するには「脳」と「筋肉」のバランスが重要なのですが、毛色が似たトレーニングばかりやっていると、脳が慣れてきてパフォーマンスの向上が停滞してしまいます。
そこでリフレッシュも兼ねて違う毛色のトレーニングを入れる事で、単調なってしまった日々のトレーニングに刺激をいれようと考えました。
[なぜLSDトレーニングなのか?]
刺激をいれたいだけであれば別にLSDトレーニングでなくてもいいかもしれませんが、LSDトレーニングを選んだ理由は、「1キロ当たり走る考え方をもっと軽くしたい」からです。
前はLSDトレーニングで10キロとか20キロとかゆっくり走っていたので、1キロ当たりに対する考えが非常に軽かったのです。
ですが今はペース走やビルドアップ走で、いっぱいいっぱいの中走っているので、1キロ当たりに対する考えが重くなってしまっているのです。
当たり前といえば当たり前なのですが、今は1キロを重く考え過ぎて、走るのが憂鬱になりつつあり、こういった精神状態でのトレーニングは、今後のパフォーマンスアップに悪影響となります。
なので、ここで一度ゆっくり長く走るLSDトレーニングをする事で、1キロ当たりに対する考えを軽くする…というより、「1キロってこんなに短いんだよ~」っと脳をバグらせたいのです。
[今あえてLSDトレーニングをやる理由を簡単にいえば、、、]
違う刺激を取り込み、日々のトレーニングの効率を上げる為
という事です。
ただ先ほど申し上げた通りリスクも承知です。それらのリスクも承知の上で、15キロ走って参りました。
実際に走ってみた後の事や、次のトレーニングにどの様に影響したかを次からご紹介します。
久しぶりに15キロ以上のLSDトレーニングをした結果…[モーションセンサーの結果]
久しぶりにゆっくりと走りました。とはいっても割といいペースで走ってしまいしたが。
まずはモーションセンサーの結果からみていきます。
モーションセンサーの結果がまぁまぁ良いのなんかむかつきますね。というか過去最高…
ゆっくり走ったからか、骨盤を軸として全身の連動の得点が悪いですね。元々低いですが異常です。
久しぶりのLSDだったので、より体の連動できなかったのもあるかもしれません。
一番しっかり走れていた場面の点数は高いですが、全体的にみるとそこまで高くはありません。特にスムーズな重心移動の得点が悪く、しっかりとした着地ができていません。
慣れてきたら点数が安定してきている事もあり(約60点程度)、いつもとは質が違うトレーニングだったのでブレがあったと思われます。
では次は久しぶりにLSDトレーニングをやってみて自分自身感じた事をご紹介します。
実際に走ってみて自分自信が感じた事
久しぶりに15キロのLSDトレーニングやってみて感じた事は、、、
膝への蓄積する様なチクチクとした痛みがでた
5キロ過ぎるまできつかった
色々とランニングについて考える事ができた
LSDトレの少しづつ溜まる疲労感が癖になりそうだった
という事です。
何歩も体重の3倍の衝撃を受けるので、チクチクと膝へダメージが入ります。恐らく膝への負担は最近のスピードを出すトレーニングより負担が強いと思います。
終わったその日はずっと膝が痛く、次の日も若干の違和感がありました。
LSDランニング中は5キロ超えるまで本当に辛かったのですが、そこから体が慣れたのか非常に楽しく走る事ができました。
また終わった後の清々しさと15キロも走ったという充実感から、LSDトレーニングをまたしたいとさえ思ってしまったり…
さらにゆっくりと走って体の事やランニングフォームを見直す良い機会にもなったので、「もっとこうしたらいいのかな?」とか色々と考える事ができました。
[LSDトレーニングをしたその日の感想]
モーションセンサーの結果は良い様に見えますが、普段と違った練習だった為走りのバランスが全体的に崩れていました。
また膝へのチクチクした嫌らしい痛みがあり翌日まで影響がでてしまった。
ですが、色々とランニングを冷静に考える事ができましたし、15キロも走ると1キロの重みが少なくなった様に感じました。
走った次の練習はどうだった?
走った日と次の日は膝への違和感が凄かったので、休みを中2日入れてペース走をやってみました。
距離は7キロで、1キロ当たりの目標は5分です。
調子はビックリするほどよく、1キロの考え方が思ったよりも気軽になっており最初から気持ち良く走れました。
またペース走は数回やって慣れているのですが、凄い新鮮な気持ちで実施する事ができ、いつもよりも楽しむ余裕も。
さらに、いつもは3キロ辺りからペースを保っているつもりが自然にペースが落ちていたりしていたので、意識的にペースを上げて調整していたのですが、今回は気にしなくてもペースを保つ事ができました。
質が異なるトレーニングだったので、怪我の心配がありましたが、ペース走の後には気になった痛み等は感じられませんでした。
流石に終盤は意識しないとペースを保つ事が出来ませんでしたし、1キロがまた重く感じましたが、それを差し引いても非常に高い効果があったと思います。
LSDトレーニングでたまには違う刺激を入れる…有り無し?
練習強度が高くなる時期の前にあえてLSDトレーニングを入れてみましたが、ハッキリ言って有りです。
というか、強度が高くなる6月以降においても週一ペースぐらいで入れても良いのではないのかと思える程高い効果があります。
速いペースで走るトレーニングとは違い、膝へのダメージがありましたが、それ以上にメリットが多いと私は感じました。
その中でも大きなメリットは、異なる刺激を入れた事で心身ともに余裕が生まれた事です。
LSDトレーニングを行った後のペース走では1キロ当たりのペースを意識しなくても崩さず走れたので精神的に楽に走れましたし、縮こまった長い運動から思いっきり体を動かしたから、軽快に楽しく走る事ができました。
やはり普段とは異なるトレーニングをして体に刺激を入れるのは、体や脳を飽きさせない為にも必要な事なのだなと。
ですが、同じランニングでも異なる動きになるので体が付いてこないのも感じました。(膝痛等)
週一で入れたいところですが、休みも多く取らないといけない事も分かりましたので、6月からのトレーニングには考えながらLSDトレーニングを入れていきます。