雪国で生まれたランナー。雪中ランニングのメリット・デメリットを語る。
こんにちは。おつまむです。私は北海道の十勝地方に住んでいるのですが…いやぁ、最近になっての雪猛威がすごいですね。
昨年の12月に降らなくて、雪が山を越えないねぇwwなんて言っていたのが懐かしいですね。ちなみに1月6日までこんな感じだったのが…
1月10日は…
ちゃんと仕上げてきたじゃねぇか…
それで、これだけ雪が降ったら、、、、そうだね。雪中ランニングだね。
説明しよう!!雪中ランニングとは、その名の通り雪の上を走るランニングだ!雪中ランニングは、雪国に生まれたランナーにとっては当たり前の事で、小学・中学までは「外は危ないから…」とやらせてくれないが、高校生になると、バンバンやらされる練習である!
そして、雪中ランニングは楽しい…楽しい?否!楽しくない!!!
という事で今回は雪中ランニングについてのお話。雪中ランニングをした際のメリットやデメリット中心の雑談になります。
雪中ランニングは楽しい!雪中ランニングをやって良かったと思える2つの理由!
さて、雪国ランナーであれば避けて通る事が出来ない「雪中ランニング」。約十年ぶりに雪中ランニングをしましたが、やはり雪中ランニングは良いですね(棒)。
雪中ランニングをやって良かったなと思うメリットは主に2つ。
①山に行っていないのに、トレイルランニングレベルの負荷を得る事ができ、短時間で大きなトレーニングの効果を生む
②終わった後の心地よい疲労感で夜ぐっすり睡眠をとる事ができる。
当たり前ですが雪が降ると路面に雪が積もります。そして、そこに除雪が入り雪が押しつぶされ地面が非常に不安定になります。
また雪が積もった場所も走るので、足元は砂場の様になり不安定になるだけではなく、深く沈むので強く蹴り出さないといけなくなり、普通の場所を走るより負荷がかかるのです。
さらに、いくら寒い北海道も日中は気温がプラスになる事もあります。その時に雪が申し訳ない程度に溶け、夜に凍るので路面の雪が氷になり滑りやすくなります。
そうなると、滑らない様にしっかりと丁寧な着地をしないと行けなくなるので、安定した着地を意識するようになり正しい着地を意識する事にも繋がります。
そのような丁寧な着地を意識する事で、より筋肉への負担がかかります。
様々な路面の変化がある雪中ランニング。
この路面状況の不安定さは山道に匹敵するものがあり、そこに坂道を織り交ぜると、それはさながらトレイルランニングといっても過言ではないのでしょうか。
また、通常以上の負荷がかかる中のランニングなのでクッソ疲れ、夜非常に寝付きが良いんですよね。
なかなか雪中ランニングは慣れないもので、いつ雪中ランニングをやっても夜ぐっすり。寝たように氏ねます。
いやぁ~雪中ランニングはきついっす。雪中ランニングのデメリット5つ
雪中ランニングは楽しい!!とは思うのですが、メリットもあればデメリットもあります。次は雪中ランニングのデメリットをご紹介します。デメリットは、、、
①膝や筋肉ににぶい痛みがでる
②滑らない様に慎重になるので、神経も使う
③普通に危ないので走る場所が限られ、ランニングがつまらなくなる
④寒い
⑤朝の寝起きの疲労感がエグイ
もう路面はトレイルランニングをしている様な状況です。そりゃ膝や筋肉に痛みが出るのは当たり前です。しかも寒いし。
すごく痛んだり何日も痛んだりするとスパッと休養をとるのですが、痛みが鈍い感じでくるので普通に走れちゃうのですよね。
それで次の日には普通に治っているという…多分疲労からくるものだと思うのですよね。膝もいつもの膝痛というより、膝の周りの筋肉が痛いみたいな感じなのです。
また路面状況があれなので、車が殆んど走っていないコースを選択するか、逆に歩道が空いている人通りが多いコースを選択しなければいけません。
そうなると、ただでさえ周りが雪しかないのに、いつも決まったコースばかり走っていたら気分も乗りません。
そして十勝地方はそこまで雪が多くないので、めちゃくちゃ寒いのですよ。実は札幌みたいに雪が多い方が暖かいんですよね。
また、先ほど寝つきが良くなると述べましたが、朝起きた時の取れない疲労感は中々です。その日が仕事なら、やる気を一気に削がれます。
雪中ランニングで嫌いな路面状況ランキング!!
雪中ランニングは、いやぁ~つらいっす…という内容でしたが、次は私が雪中ランニングをしていて嫌いな路面状況をランキング式に3つご紹介します。
雪中ランニング嫌いな路面ランキング3位:アスファルトがでてる
ランキング3位は普通のアスファルトです。日光の影響でアスファルトが見えている路面があるのですが、本当に僅かですし大体は車が良く通る場所。
アスファルトがでている場所がありウキウキで走ろうと思っても、車が来たら危険なので走れないのでとてもがっかり。まさに天国から地獄。
もし走れたとしても、すぐに路面は雪と氷。アスファルトとの落差で一気に疲れます。つまり何が言いたいかと言うと、一瞬でも希望を見せないでくれ!
雪中ランニング嫌いな路面ランキング2位:若干氷が融けた路面
クソ寒い十勝地方でも日中は気温がプラスになる事もあります。そうなると、凍っていた路面が若干融けはじめるのです。
この若干融けはじめというのが非常に嫌で、雪が融けているので水が靴の中に侵入してくるのです。
さらに、完全に融けているわけではないので、路面がボコボコしていて走りにくい。微妙に融け尖った氷の突き上げに何回悶絶した事か…
雪中ランニング嫌いな路面ランキング1位:うっすら雪が掛かった路面
うっすら雪があれば雪中ランニングは可能です。可能なのですが、うっすらの雪でも足元は砂浜の様に、足を取られます。
不安定な足元のランニングは多くの筋肉を使うので、普段では鍛えられない細かい筋力のアップや、普段以上の負荷でより高い運動効果が得られるのですが、やはり異常に疲れますし色々と痛みがでるのです。
さらに、雪にかぶさって氷があり滑って転んでしまうなんて事もあるのです…。
この「さらっと」雪が積もっているのが問題で、例えば雪が押しつぶされていれば、若干滑りやすくなりますが安定して走る事ができます。
雪が大量に積もっていたら走りにはいきません。除雪車に轢かれたくないですしね。また、スケートリンクの様に氷だらけの路面も走る事なんてできません。
「若干雪がかぶさっている」という、走れる希望をちらつかせてくるから走ってしまうのです。
雪中ランニングはトレイルランニングシューズで走るのが安全
とはいっても何だかんだいってもやっちゃうのですよね。雪中ランニング。高い運動効果を得られるのは非常に大きな魅力ですし、私に今欲しい走りのブレを無くすという意味ではそれなりに高い効果があります。
ただ、雪中ランニング中にランニングフォームを崩す事も多く、体に影響が出る事もあるので、その辺は距離を調整したり、ドリルとかの基礎練をしっかりしたりと、上手くやっているつもりです。
それで、雪中ランニングですが、普通のランニングシューズでもいいのですが、できれば雪中ランニングはトレイルランニングシューズを使う事をおすすめします。
高いグリップ性や路面に対応した左右への動きの対応。そして程よい重さが雪中ランニングに非常に良く合います。
ですが、普通のランニングシューズに比べ、トレイルランシューズは突き上げが激しくクッション性が少ないので、インソールでクッション性を出したり、路面状況をみて雪の割合が多いのであれば普通のランニングシューズに切り替えたりする事をおすすめします。
またアシックスから雪中ランニング用ののランニングシューズ「スノートレーニングシューズ」も発売しています。
滑って怪我をしない様に、雪中ランニングの際はグリップ性が強いランニングに対応したシューズを着用しましょう。