アベイルで見つけた3,000円の安いランニングシューズ「フライヤーランナー」
こんにちは。おつまむです。私は安いランニングシューズをネットで見つけては、どの様な履き心地なのかを楽しんでいるドケチランナーです。
最近は、多くの有名ブランドがネットショップを持ったり、ネットモールに積極的に参入しているので、びっくりするような価格で良いランニングシューズを購入できます。
しかし!小売店もまだまだ負けてはいません。
安いランニングシューズを購入するとなると、ゼビオやアルペン等の大型スポーツ店を思い浮かべるかもしれませんが、今回私が目をつけたのが、コスパの良い服を売っている「アベイル」です。
アベイルはしまむら系列のファッションセンターです。
低価格に抑え、流行を取り入れた服を提供する「ファストファッション」系の衣類を扱う小売店として有名なのが「ユニクロ」と「しまむら」ではないのでしょうか。
ユニクロは、全ての商品を自前で企画し生産販売しているお店ですが、しまむらは自前の商品と有名ブランドもしっかり取り扱っている小売店です。
そのしまむら系列の「アベイル」には、ナイキやプーマ等のスニーカーが、低価格帯のモデルを中心に多くの数販売されています。
そんな中、今回見つけてきたのがプーマの3,000円のランニングシューズ「フライヤーランナー」です。
今回はアベイルで安く見つけてきたプーマのフライヤーランナーで実際にランニングをしてみたレビューをしていきます。
フライヤーランナーはどんなランニングシューズ?
メーカーから説明文を抜粋してご紹介。の前に、私が買ったプーマフライヤーランナーのご紹介を。
品番:193293-07
品名:フライヤー ランナー
サイズ:24.0cm(キッズ規格)
価格:3,080円(本体価格2,800円)
プーマ・フライヤーランナーは、通気性の良いメッシュアッパーを採用した快適さが特徴のランニングシューズです。
やわらかいインソールとクッション性があるミッドソールも備えたこの軽量スニーカーは、デザイン性も高く、スポーツウェアの足元をおしゃれに演出します。
プーマ独自のクッションインソール(SoftFoam+)で快適な着用感を提供し、通気性の良いメッシュ素材により軽量感を実現。
かかとからつま先までクッションで包むEVAフォームミッドソールを採用しており、アウトソールには、軽量・クッション性の両方を実現する、グラウンドコンタクトEVAアウトソールを採用しています。
8歳から16歳におすすめのモデル。
プーマの公式サイトで確認できます→キッズ フライヤー ランナー JR スニーカー 22-25cm
アベイルで買った3,000円のランニングシューズで走ってみた。
という事で、アベイルにて3,000円で買ったプーマフライヤー ランナーで走ってみた感想をご紹介します。
ちなみにですが、公式サイト等の最終売値も同じぐらいの価格でした。どこも完売気味の様です。
[履いてみた第一印象]
実際に履いてみて思ったのが、インソールのクッション性の良さですね。
このランニングシューズは5,000円以下の学生向けやカジュアル向けの最低限の機能しか搭載していない「素」のランニングシューズです。
(詳しくがこちらから→5,000円以下の安いランニングシューズは初心者ランナーにおすすめ?安いランニングシューズのメリット・デメリットを理解し着用しよう!)
素のランニングシューズなので、クッションもアウトソールのEVA素材のクッション性とインソールの機能のみになります。
様々な「素」の安いランニングシューズを履きましたが、このプーマのランニングシューズはその中でもインソールが非常に柔らかく履きやすいと感じました。
[実際に走ってみて]
実際に走ってみた感想ですが、「素」の安いランニングシューズとは思えない程の快適さがあります。
5キロのLSD(ロングスローディスタンス)と、運動強度0.8設定(2-6キロの間)の6キロ走、計2回ランニングしました。
2回とも走ってみて思ったのが、インソールのクッション性の持続性。
大体この価格帯のランニングシューズですと、5キロを超えたぐらいからミッドソール・インソールのクッション性を感じる事はできなくなります。
しかし、こちらのプーマのランニングシューズは、インソールのクッション性の持続性が高く、最後まで軽快に走りぬく事ができました。
ミッドソールのEVA素材のクッション性は、この価格帯の中の他のブランドのランニングシューズと似たり寄ったり。
そこまで柔らかさを感じないですし、高いエナジーリターンもそこまで感じない。
だからこそ、この柔らかいインソールが適度に沈み込み過ぎず、私と相性が抜群だったのではないのかと思いました。
さらに、柔らかすぎず後方で曲がりやすい屈曲性と、プーマの細身のフォルムで、足と靴が一体となったランニングを実現。
カカトが少し高く後ろにせり出しているので、着地がしやすくなっているのも、靴と足と一体感を生んでいるのではないのでしょうか。
また、足先のミッドソールが横にせり出しているのですが、この形状の恩恵を強く感じる事があり、疲れてきても足が外に流れる事を防いでくれるので、終盤のふらつきも軽減しれくれました。
キッズモデルと書いていますが、十分大人でも履ける機能性・快適性を持っています。
デメリットもある。特にプーマフライヤーランナーの「サイズ感」はかなり注意が必要
アベイルで購入した3,000円のランニングシューズですが、実際に強度0.8のランニングで走った際、普段走っている高性能なランニングシューズとタイムも変わりませんし、走りやすさも遜色ありません。
しかしながら、デメリットも存在します。特に致命的なデメリットが…
[デメリット1:サイズ感が難しすぎるモデル]
以前ここでご紹介しましたが、プーマのランニングシューズは、幅が狭く縦幅が大きいサイズ感です(初めてのプーマランニングシューズ→[初めてのプーマ]プーマランニングシューズ”ハイブリッド”履き心地の評価!!)
私の足の実寸は、約22.7CMのワイズ(幅)がEと若干足幅が広い程度なので、プーマのランニングシューズは問題なく履けます。
以前購入したランニングシューズは24.0cm、今回アベイルで買ったランニングシューズも24.0cmなのですが…
このフライヤーランナーは、足幅がもっと狭くなり、何故か縦幅が伸びていますww
これは画像を見た方が早いですね。以前のハイブリッドと比較。
単純に側も大きければ…
インソールも3mmぐらい違う。
フライヤーランナーは「ジュニア」、前買ったハイブリッドは「レディース」と規格が違うからサイズ感が違うのか…。
とにかくこのサイズ感の違いは致命的で、足のフィット感がしっくりきません。
サイズを0.5下げても良いのかなと思ったのですが、いくら柔らかいメッシュ素材であっても、これ以上横幅小さくなるのは、圧迫感しかなく断念。
足と靴が一体となる素晴らしいモデルですが、ランニングの際の足の縦擦れや、カカトの靴擦れの危険があります。
さらに、足が遊ぶ状態で走り過ぎるとランニングフォームが崩れてしまい、膝や腰に影響もでます。
今回は5、6キロでしたので擦れや膝等に影響は出ていませんが、10キロ近いランニングですと間違い無く悪影響が出てくるのかなと感じました。
[デメリット2:5キロ以上のランニングはクッション性・安定性の観点からも無理]
この価格帯のモデルですと、クッション性はEVAのクッション素材とインソールの柔らかさのみとなります。
今回は6キロ走っていますが、インソールのクッション性も結構ギリギリ。ミッドソール素材のEVA素材のクッション性に関してはそこまで高いとはいえません。
また軽量で快適性もありますが、裏を返せば何も機能がついていないという事です。
やはり走れば走るほど安定性に不安があるのは感じました。
先ほども申し上げましたが、足先のミッドソールが横にせり出しているので、蹴り出しの際足が横に流れる事を防いでくれますが、着地の際の安定性や蹴り出しの安定性には不安があります。
この安定性で、10キロ近くいけるか?と思った時に私は難しいかなと強く感じました。
アベイルで買ったプーマの安いランニングシューズはどういう人におすすめなのか?
今回はアベイルで安く購入したランニングシューズのレビューをしました。
正直ここまで高い機能性だとは思いませんでした。スポーツブランドのアイテムの進化を、安いランニングシューズで体感するとは…
しかしながら、あくまで「素」の機能しかついていない安いランニングシューズである事には変わりありません。
ランニングシューズとして活用するのであれば、ウォーキングを織り交ぜたランニングをする初心者の方や、クセが少ないので中級者のスピードトレーニングにおすすめです。
ですが、サイズ感の観点からも、長く走る事が難しい一足であると感じました。
しかし、この細身で縦に長いスタイルは、足元を華やかにスタイリッシュに演出してくれるので、普段履きとしても優秀なモデルといえます。
学生需要は勿論ですが、女性のカジュアルなファッションといった場面での活躍が見込めます。
履き心地も良く、おしゃれでかっこいい「プーマフライヤーランナー」は完売している事が多いので、新しい「素」のプーマのランニングシューズの参考にもしていただけたら幸いです。