[非常事態宣言とはなんだったのか]スーパーの肉屋アルバイト店員が語る地獄の4日間(2020年2月27~3月1日)

こんにちは。おつまむです。私はスポーツ店、靴屋、リサイクルショップ、スーパー(畜産)等多くの小売店をつまんできましたが、ここ数か月前ぐらいからスーパーの畜産に復帰していたしました。

とはいっても、アルバイトですけどね。スーパーの畜産を含めた生鮮の魅力って、作業場での作業が多くなるので、お客さんと接客をしなくて良いってのが一番の魅力ですね。意外にクレームも少ないですし。

勿論、加工をする技術がないと、気が荒い人が多いのでどやされたりしますが、まぁ私は最低限の技術を持ち合わせているので、仲良くワイワイと肉を切っています。

さて、コロナウィルス感染拡大で、私が住む北海道では、2/28~3/19まで非常事態宣言が発表され、なるべく外出を控える様にと北海道知事から発表がありました。

その事で私が感じた事は「ラッキー!店暇になる」という事です。売り上げの意識は、そこまで高くないですし、売り上げを落としたところで責められるのは社員ですし。最低賃金861円で働いている私にとっては、むしろラッキーという感じでした。

そう…金曜の夜までは…。

非常事態宣言で店が暇になると思ってた時期がありました。

今思い返すと、地獄の日々が始まったのは27日からだと思います。そこで今回は2/27~3/1までの地獄の日々を語ろうかなと思います。

[スーパー畜産アルバイトが語る地獄1日目]
2/27は木曜です。特売のチラシもクソしょぼいなぁと思いながら朝8時に出勤し仕事をしていました。また月曜・水曜・木曜・金曜(スーパーの数字等に絡んだ特化の日は除く)はそこまで売れないので人員も薄くなる。

大した売り上げにはならないし、暇だから当然な事である。そして10時に店がオープン。オープンと同時に押し寄せるお客さん。何事?!と思っていたら、どうやらトイレットペーパーがなくなるというデマのお陰で、近くのドラッグストアにお客さんが押し寄せ、そのお客さんが流れてきたらしい。

マスクもちょうど入荷するという噂もあり、なんと一時間前からドラッグストアにはお客さんが並んでいたとか。マスク買うために、北海道のマイナス10度の中、一時間も並ぶとか…ご苦労ですね。

そして、私が勤めている店のトイレットペーパーも買い占められる。その勢いで売れる肉達。社員もそんなに売れると思っていなかったのか、メーカーに肉の追加を発注。私の定時は4時なのだが、この日は5時に店を後にした。

[スーパー畜産アルバイトが語る地獄2日目]
2/27が地獄だったなとは思ったものの、土日は殆んど5時に帰るのでそこまでの地獄ではない。しかし、平日は「どうせ売れねぇだろ」という気楽な気持ちで仕事にきているので、そのギャップでやられてしまったのだ。

反省を活かし28日は「今日は忙しいぞ」という気持ちで出社した。その日は社員が一人休みだったので、肉を切りながら品出しをする感じで動くようにと指示があった。のだが…またも押し寄せる朝のラッシュ。

もうトイレットペーパーは買いつくしただろ!!と思っていたのだが、まぁ売れる、売れる。今考えると「トイレットペーパーがなくなるというのはデマ」という情報が広まってからの方が、買い占めはひどくなったなと感じる。

出しても出しても追いつかない肉達。私が肉を切る暇さえ与えてくれ無い。平日という事でそこそこ人数も薄く、私がまな板に入れない事で、スライサーを1台しか動かせない。

とはいっても午後からはお客さんはめっきり減った。前日の27日も午後からはお客さんは減っていたので、こうなる事は予想していた。

しかし、夕方ごろからかお客さんがいないのに、物が一気に減る。そう…緊急事態宣言が北海道知事から発表された事で、一人のお客さんが引きこもる為に異常な程に肉を買っていく。

結局売場が落ち着くまで待ち、掃除をしたら6時。ただ緊急事態宣言という事で誰もが「土曜のお客さんは午前しかこないどろう」と思っていた。この時までは…

[スーパー畜産アルバイトが語る地獄3日目]
スーパーの畜産だけではなく、他部門も特に地獄を感じたのは2/29(土曜)であろう。どこのスーパーも土日は店を早く開店させる。その為出勤時間が普段よりも30分程早まる訳だ。

そして7時半前に私は出社。どうやら社員の人達は前日、最後まで爆買いするお客さんに振り回された事もあり、22時過ぎまで仕事をしていたらしい。ご愁傷様です。

私以上の地獄を味わっている社員を横目に、朝の準備を整えていく。社員がフル出勤の中、この日の品出しにも名誉?な事に私が選ばれた。とは言っても非常事態宣言があった次の日だ。午前だけ耐えればなんとかなる…なるはずだ。

そして9時に店がオープンする。思った以上にお客さんは少ない。普段の土日の八割程度の客数だ。なのだが…一人のお客さんが買う量がやはり半端じゃない。

普段売れない、100g200円のロース薄切りや、同じくバラ薄切りの大パックが面白いぐらい売れる。800円以上の薄切りパックってこんなに売れるのか…と思う暇もない。

広告の品がどんどんなくなる。またこの日はスライサーがもう一台動かせると思いきや、特売の詰め物や前日の夜に忙しくてできなかった豚肉の原木の成型等があり、スライサーはこの日も一台しか動かせない。

行く度になくなるお肉達。お客さんにキレられる私。オーダーを頼むと、スライサーが一台しか稼働してないから無理と怒られる私。お客さんと社員のはざまで涙目爆発。

結局、昼に入ったのが1時過ぎ。売場は埋まらないから諦めて昼に入ってくれと社員に言われた。ちなみ社員は、土日の間は一切に昼休憩をとっていない。ご愁傷様です。

まぁ昼からは落ち着くやろ…と思っていた矢先…土日の勢いが「今一つ」と感じていた午前中の客数だが、なんと午後からは、普段の土日の勢いを取り戻し、お客さんが来店してくるのである。勿論みんな爆買い。

「無理して売場を埋めなくて良い、諦めよう…」とついに社員の心も折れる。そりゃそうだ。29は2月最後の日。スーパーでは棚卸があるのだ。

それに加え、27日あたりから続く謎の忙しさ。社員の人はここ数日、朝6時に出社して10時過ぎまでいるらしい。そりゃあ心も折れますわ。

出しても出しても終わらない肉達。最後の掃除を終えて帰ったのは、夜の7時半だ。わしアルバイトなのに…。ちなみに、社員は棚卸等諸々やって、帰ったのは夜の11時ごろだったらしい。ご愁傷様です。

[スーパー畜産アルバイトが語る地獄4日目]
そして、3/1日曜日。この3日間でどれだけの肉を売ったのか。どれだけの牛が…どれだけの豚が…どれだけの鶏が…。そして追い付いていない肉の成型。

スライサーを動かす為の準備ができていないから、この日もスライサーは一台しか稼働できない。

とはいってもだ、この4日間でどれだけの人が、どれだけの数の肉を買っていったか。またスーパーは十勝管内にいっぱいある。そして北海道知事からの非常事態宣言。今日は忙しくないだろ…と思っていました。

懸念材料としては「1日」という事で、チラシの内容が良いという事だ。さらに他の強豪店と比べても、私の勤め先のチラシの構成良く感じた。それだけが不安だった。

そしてオープン。お客さんいっぱいきました。

この4日間で思った事ですが、昨日よりも今日、今日よりも明日と、日に日に買う人が増えていく。

さらに本部からの指示も入る。「日曜日もメーカーさんが空いているのでどんどん肉を買え。そして、外食を控える様になるから牛肉も沢山切れ」と。ただ肉の原木があっても成型する暇がない。

牛だって切る暇もない。そして欠品する売場。お客さんに怒られ、なぜか笑われる私。そんなに必死に品出ししている姿がおかしかったのか。さらに品出しをしている最中に、カートからどんどん肉を奪うお客さん達。並べてから取ってくれないと、他のお客さんから不公平だって怒られるのですが…

ただ、この日はなんと昼からお客さんがそれなりに引いてくれたのだ。品出しもあらかた終わり、掃除もして、タイムカードを切ったのが6時。ありがたく2時間の残業がつき、地獄の様な4日間は終了した。

輸入豚・輸入牛の価格が安くなったのも後押しした

さてこの地獄の様な4日間を味わった私ですが、クッソ忙しい日曜日が4日間続いたって感じでしたね。あれだけ怒っていた社員も、3日目には心が折れ逆に優しくなっていたので、精神的には余裕ができました。

また輸入の豚肉が最近安くなっていたり、コロナの影響でオーストラリア産の牛が、中国に出荷できなくなった影響で牛が安く販売されていたのも、今回忙しかった影響の一つなのかなと感じます。

あとは非常事態宣言が3/19までという事で、今後売れないのではないのかという不安と(なんやかんやで売り上げがやばいと不安になる)買っていった肉達が捨てられる事なく、ちゃんとみんな食べてくれるのかなという点と。

色々思う点はありますが、良い経験になった4日間でした。トイレットペーパー等は一時在庫が欠品している様ですが、入荷の予定はある様です。またグロスの人が言っていたのですが、納豆がやたら売れて、ひな祭りの大事な時期にひきわり納豆がないと嘆いていました。

おそらく今後は引き籠る人が増え、スーパーも暇になってくるのではないのかと思います(そう思わないと体がもたない)。各方面で在庫欠品の影響がでていますが、やはり個人的にはマスクの欠品がつらいです。

なぜなら、会社からマスクが支給されず、私が今肉を切る際はマスク無しで加工しています。肉屋は、ローストビーフ等の生食を詰める時以外、マスクは必須ではないのですが、なんか嫌じゃないですか?

ただ手元にマスクはないので、生食の詰め物はマスクが残っている人に、火を通す肉はマスク無しでも加工をして良いらしいので、唾液が飛ばない様に無言で加工をしていました。マスクでのウィルス対策は、個人的に実感ないので普段はしていないのですが、やはり肉を加工する時は欲しいですねぇ。

違う記事も進めて行くスタイル(内部リンクはブログの基本ですね)

★シャウエッセンに負けない上手いウインナーを3つ紹介したい(2019年3月21日カル〇スブログ②)

★[北海道十勝肉部・部員一人]元肉屋の店員が「いきなりステーキ」に思う事[不定期更新]

★ステーキ宮帯広白樺通り店1/20で閉店…ステーキ宮ハードユーザーが語る閉店の理由。 (2020年1月10日カル〇スブログ)

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ついったー→★gaharagi3(おつまむブログ)