「さんかい」を使った見える子ちゃん22話。この漫画は間違いなく最強。 (2020年2月21日マンガれびゅー)

アニメ・漫画の雑談

更新される度に神回…

こんにちは。おつまむです。今日見える子ちゃん22話が公開されましたね。いやぁ~神。ゴッド。とにかくすばらしかった。

見える子ちゃんをニコニコ静画で読んでいる読者なら、20話辺りから今回の22話である今回の展開について気になっている人は多くいたのでは?

今回見える子ちゃん22話が神だなと思った要因について。ちょっと読んだばかりでかなり興奮しているので、要因について少し考えを整理しながら記事を書いていこうと思います。


遠野先生、疑ってすいません。あとネタバレあり。

今までに見える子ちゃんが神漫画だと(というか始まった時から神)思う事はありますが、今回22話を読んだ後では間違い無く、大きな波が起きるなと確信した。

そこには「22話」の話に至るまでの2つの読者を引き寄せる要因があった。


1・「さんかい」について 2・遠野善という人物について
この2点が「22話」にてすべて一気に回収された事が、私個人が神を超えたとにかくすごい漫画だなと思ったのだ。

そして、この気になる要因2点を、良い意味で裏切りつつ、最善な方法で回収してきたという所に泉先生の素晴らしさを感じる。この様な素晴らしい漫画に出会えた事に感謝しかない。

3月21日には3巻が発売されるという事で、私も微力ながら売り上げに貢献しようと思います。

さて今回の22話が最高の回と思わせる要因である2つのポイントについて、私なりの感想と考えを書き綴ろうと思う。

まず「さんかい」についてだ。これは主人公である「みこ」ちゃんの大親友「ハナ」ちゃんに憑りついた、とんでもないヤバイやつを祓いに行った神社で、神様?にかけられた「バフ」みたいなものだ。

「さんかい」という言葉には色々な意見が飛び交ったが、20話にて「三回ヤバいやつからみこを助ける」という意味である事が明確に判明した。



そして20話にてすでに「2回」消費しており、残り「1回」がどこで、どの様なシチュエーションで使われるのか気になるポイントでもあった。

このラスト「1回」は、今回22話を大きく盛り上げた「遠野善」というキー人物関連で使われるのではないのか?と私は考えていた。

結論から言うと、遠野善が絡む22話にて、みこちゃんは最後の「1回」を使ったのだが、その使い方と漫画の演出が良すぎた。良すぎて興奮を抑えられなかった。

ではその遠野善という人物はどのようなキャラなのか?この遠野善という男との出会いは4話でした。みことハナは、捨て猫を拾いSNSで飼い主を募集し、そこに現れたのが遠野善という人物だ。

その時は、遠野善についている「ヤバいやつ」に気付いたみこちゃんが、猫を譲る事をしなかった。(猫はみんな大好き豪塚さんに)

その遠野善についている「ヤバいやつ」は猫を模したものが書かれており、またこのキャラの口調からも、絶対ヤバいやつだと察した。ただどうせ使い捨てキャラだろうなぁと思ってたのだが…

そう…16話最後、2巻の最後に再登場。この圧倒的単行本2巻の引き。17話の便所飯に匹敵するリアルホラー。しかもこの遠野善という人物、みこの学校の先生として赴任してきたのだ。

そして19話から垣間見える遠野善というキャラ。19話で近所のおばちゃんのおすそ分けである肉じゃがを平気で捨てたり、無意味に手に付いた意味深な血、遠野善という人物の周りで起きている動物虐待…



サイコパスな表情を書く事にも定評がある泉先生の遠野善のヤバい雰囲気、遠野善についている「みるな」と警告し続ける「やばいやつ」等、とにかくこの人物には良くも悪くも気になるポイントが多い。

しかし、21話で彼の見方が一気に変わる出来事が起きる。21話では遠野善という人物の幼少期の話から始まり、遠野善を育てた「母親」がいかにやばいやつかが描かれている。

まぁこんだけやばいやつに育てられたのだから…と妙に納得する自分。しかしその考えは21話最後に覆させれらた。

21話の終盤、先生をストーキングするみこ。そこで遠野先生は車に轢かれそうになった猫をなんと助けるのだ!そこでの、みこと遠野善とのやり取りも中々見ごたえがあるので、是非じっくり読んでほしい。

今までサイコパスで目に光がない先生が、猫を助ける時の目に宿る光や表情。いやぁ泉先生最高です。

からの22話。厳しい母親の元で育った遠野善は、幼少期に母親に内緒で猫を飼う。しかしその猫が母親にみつかり「駆除」されてしまうのだった。

そこから遠野先生は猫を「駆除」しているのではなく、実は「助けている」立場であり、周りに憑りついていたヤバい猫の達は、死骸や弱ってすぐ死んでしまった猫達だと文中から推測できる。
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では「みるな」と警告していた遠野先生に憑りついていたヤバいやつは何物なのか?これは明確には明かされていないが、22話の話の中でこのヤバいやつは、遠野善の亡くなった「母親」である事でほぼ間違いない。

亡くなった母親の事については友達の「サトルくん」から語られている。サトルくん曰く「近づくな、見るなとか言われた」と言われた事があり、遠野善の母親は「しつけ」ではなく「支配」に近いとも語られている。



そして22話終盤、みこは「先生が猫引き取ってくれませんか」とお願いする。戸惑う先生。「見るな」と警告する母親?の霊。

そしてみこは先生に憑りついている母親?の霊に「もう自由にしてあげて」と向かって言い放ちました。そこに襲い掛かる母親の霊?からの「三回目」発動!

圧巻の迫力満点の見開き!!しかも二コマ!やはりバトル漫画の才能もありますねぇ!!

見せ方がうますぎるし、三回目を自分の為でなく他人の為に使うこの展開。これは間違い無く大きなビッグウェーブがくるでぇ!!

遠野善は良い人物?

という事で、見える子ちゃん22話があまりにも素晴らしすぎて興奮してしまったので、こんなブログ記事を書いてしまいました。

21話最後から一気に風向きが変わった「遠野善」という人物。しかし、その前から「遠野先生が猫を殺したという明確なコマはない」と気付いている人はちらほらいたのです。

ただ、サイコパスな人の表情の見せ方や、やはりみこちゃん視点で見える子ちゃんを読んでいるので、どうしても遠野善という人物が悪者に見えてしまう。

そう…それが泉先生の凄さの一つでもありますよね。悪役があり主人公が逆境に立たされるから、作品が面白くなる。でも悪役だと思っていた人は実は良い人だった…!というのもこれまた最高の展開!




ここ数か月…遠野先生を悪者扱いしてすまなかった。と言いたい所だが。まだ遠野先生が良い人なのかどうかは謎が残る。

無意味についた血は猫を助けた、あるいは不慮の事故で死んだ猫を供養した時についた血?としても考えられるが、それを発見したおばちゃんの時間が、出勤する前の朝という事で時間的に少し無理がある様な。と、思ったら猫の出産の件がありましたね。よく読めって感じですね。

ですがですが、近所のおばちゃんのおすそ分けである、肉じゃがをサイコパスな表情で捨てていたじゃないか!た、他人の好意を…

えっ?じゃあ自分は他人からもらった肉じゃがを捨てずに食べるのか?って?私は、普通に断りますがな。

追記:見える子ちゃん3巻で遠野先生とおばちゃんのやりとりの「その後」がありました。これは捨てて当たり前。あのBBA…
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違う記事も進めて行くスタイル(内部リンクはブログの基本ですね)

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