こんにちは。おつまむです。オリンピッイヤーの今年、オリンピックの花形競技である「マラソン」に大きく影響する問題が勃発している。
それはナイキの厚底シューズとよばれる「ヴェイパーフライ」が禁止されるのではないのか?という問題だ。
最近ナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」を履いた選手が好記録を出しており、それをみた世界陸連が昨年10月頃から調査を始め、最近どうやら禁止になるのではないのか?と噂されている。
以前ナイキの厚底シューズヴェイパーフライが禁止になるのはないのか?という事について私見を述べた記事も更新しているので、暇だったら是非みてほしい(ステマ)。
★ナイキ「ヴェイパーフライ」禁止か。元スポーツ店店員はどう思う?[nike/vapor・fly]
さて今回はナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」に対して、日本の2大メーカーがナイキを追随しているという噂を聞いたのでな、その事について思う事を述べていこうと思う。時間に余裕があるなら是非最後まで読んでほしい。
・そもそもナイキの厚底シューズヴェイパーフライはなぜ禁止に?
・ナイキの厚底シューズヴェイパーフライに対抗!アシックスとミズノは規則に引っ掛からない?
・アシックス・ミズノはなぜ「国内」でナイキに負けたのか
・その他色々な記事。
そんなのみてられないよ~という人はこちらの参考にしたヤフーニュースと、コメントをみてください。↓
ナイキの厚底にアシックスとミズノが反撃 五輪前に新シューズ発売へ
そもそもナイキの厚底シューズヴェイパーフライはなぜ禁止に?
ヴェイパーフライの旋風が箱根駅伝までも吹き荒れた今日この頃。今話題の厚底シューズ「ヴェイパーフライ」は禁止になるのではないのか?と噂されている。
その理由は世界陸連が定める規則に引っ掛かるのではないのか?また新規則を設けるのではないのか?と噂されている。ここで世界陸連が定める規則についておさらいを。
「競技者の使用されるシューズはすべてのランナーが合理的に利用可能でなければならず、不公平なサポートや利点を提供するものではあってはいけない」
という事だ。ナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」は、新素材とミッドソールにカーボンプレートを挟みこむ事で「クッション性」と「高い推進力」を実現させた。
カーボンプレートを差し込む事で屈曲性は少なくなるが、今まで一緒になる事がないと言われた「クッション性」と「推進力」の機能性が共存するのだ。
さてこのナイキ・ヴェイパーフライは一般の販売もされており「すべてのランナーが合理的に利用可能」という部分については問題なくクリアだ。
だが「不公平なサポートや利点を提供するものではあってはいけない」という部分だが、新素材に対しては特に問題なさそうだが、カーボンプレートを差し込む事により「不公平なサポートや利点」を得ると言われれば、規則違反と言われても仕方ない部分はあると私は思います。
個人としては規則違反とは感じないが、それほど「カーボン」という素材は優秀な素材なのです。
そして世界陸連はこのナイキ・ヴェイパーフライに対して新規則を作る事で、ナイキ・ヴェイパーフライを徹底的に禁止にし、第二第三のヴェイパーフライが出ない様に、なにかしらの定めた基準を出すのではないのか?と予想。
ただしこの新規則…どうやら世界陸連は「厚底」という所に焦点当てているらしく、ソールの厚さ〇mmまでという規則になるのではないのか?という噂もあるのだ。
不公平なサポートを与えているとしたら「厚底」がというより「カーボンプレート」が不公平なサポートを与えているになるのでは?まぁあくまで噂の範囲ですので。
そしてその様な中、日本が誇る国産ブランド「アシックス」と「ミズノ」が反撃のシューズをオリンピック前に発売されると報道があった。
ナイキの厚底シューズヴェイパーフライに対抗!アシックスとミズノは規則に引っ掛からない?
箱根駅伝では、ミズノのプロトタイプである真っ白なシューズを着用する人がおり、ヴェイパーフライを履いた選手の殆んどが区間賞だったのに対して、最終区10区はミズノのプロトタイプのシューズを履いた選手が区間賞を獲得した。
また元日のニューイヤー駅伝ではアシックスのプロトタイプを履いた選手が先頭争いを繰り広げたという事で、一定の評価を得たという事だ。
どちらも一定の評価を得たという事ですが「プロトタイプ」という事で、そもそも世界陸連が定めた「競技者の使用されるシューズはすべてのランナーが合理的に利用可能」に今のところ反しています。
なので、五輪前までに両社共にナイキに対抗すべきシューズを発売するのだろうが、ヴェイパーフライはすでに発売されている、アシックスとミズノは限られた人にしか今のところ履けない。うーん、国内の大会だからセーフなのでしょうが、少しモヤモヤはしますね。
さてナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」が抵触しそうな「不公平なサポートや利点を提供するものではあってはいけない」について。
ミズノの今回のプロトタイプは靴底のクッション部分に独自の高反発素材を挟んだ構造の靴です。独自の高反発素材というのはおそらく「ミズノウェブ」を進化させたものだと予想。
そもそもミズノのランニングシューズの機能性は、ナイキ・ヴェイパーフライと似ています。先ほど述べたミズノの「ミズノウェブ」は「衝撃分散材」と呼ばれており、衝撃を「吸収」するのではなく「散らす」素材です。
高いクッション性を得る事は出来ませんが、足への負担を極力減らし、無理なく推進力を引き出すのがミズノのランニング・レーシングシューズです。言い方は悪いですが、今までのミズノのランニングシューズの上位互換がヴェイパーフライです。
そして今回のプロトタイプは、カーボン素材では無い事、厚底では無い事、ミズノウェブは今まで問題無かった事を考えると、従来の規則や新規則に引っ掛かる事は少ないと思います。
次はアシックスのプロトタイプについて。アシックスのランニングシューズの特徴は「ゲル」と呼ばれる高いクッション素材です。
高いクッション性を実現しているので、過去に怪我をしたことがある人や長くランニングに関わりたい人にはおすすめなのがアシックスのランニングシューズです。しかし、高いクッション材は走りの動きを妨げるという意見もあります。
「怪我をしなくなった」という人もいるので、このアシックスのゲルに関しては賛否有ります。ただ、マラソン等で使われるアシックスのレーシングシューズは別物です。
アシックスのレーシングシューズの優れているポイントは靴の構造です。レーシングモデルでゲルが入っているモデルはほぼありません。
しかしアシックスの長年の研究で培った「技術」が凝縮されており、自然と蹴りだす事ができる構造や、高いグリップ構造など、靴の構造でアシックスに勝てるブランドはそうそうありません。
さてこのアシックスのプロトタイプは「メタレーサー」と呼ばれ、アシックスのランニングシューズの「長く楽に走る」技術を流用した厚底モデルです。
厚底という事で、ナイキ・ヴェイパーフライに対しての「新規則」によっては規則に引っ掛かる可能性があります。
アシックス・ミズノはなぜ「国内」でナイキに負けたのか
先ほど簡単にミズノやアシックスのランニングシューズの機能をご紹介しました。本当はもっとミズノもアシックスも素晴らしい機能を有しています。
ですが、近年のレースで支持されたのはナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」でした。ナイキは世界一のスポーツブランドです。
ですが、国内ではアシックスとミズノがスポーツブランドのトップでした。今まで国内では負けなしだった国産ブランドがなぜナイキに飲まれたのか。
私が思う理由は、ミズノとアシックスが「国内だけでいい」という売り方をしてきたからではないのでしょうか?詳しい事情は分からないですし、もしかしたら世界に向けて発信していたのかもしれません。
ですが「日本人の足はこうだ」とか「日本人の骨格はどうだ」とかという固定概念に囚われている様な商品のラインナップ。
恐らくナイキ・ヴェイパーフライが発売された時、ヴェイパーフライの性質上、日本人の足や骨格にはフィットしないと考えたんじゃないのでしょうか?
しかし、食事だってトレーニングの方法もこの数年で大きく変わって来ています。もっと言えば!最近の保護者はとても優秀なので、子供の靴選びもしっかりしています。
私は5年程前靴屋で勤めていましたが、お子さんの実寸より2センチ大きめとか買う人は殆んどいませんでしたし、当時の中学生とか高校生とかの足はアーチがしっかりしていてそこまで幅広の人はいませんでした。
「日本人は甲高幅広」というのは、多少の体質も影響があるにしろ、日本の悪しき習慣が作ったものなんだなと私は実感しましたし、今は足の健康を気にする保護者が多くいます。
これらの環境の変化があれば、いくら体格が外国人より劣る日本人でも、十分に高性能な外国ブランドの靴を履く事ができます。
しかしアシックスとミズノを否定している訳ではありません。だってこの短期間でナイキ・ヴェイパーフライというサンプルがあったにしろ、ここまで高性能なシューズを作ったじゃないですか。
勿論国内ブランドですから「日本人向け」の靴は欲しい所です。ただ環境の変化にはしっかり対応してほしいなと感じます。
最後は少し愚痴っぽくなりましたが、ここまでナイキ・ヴェイパーフライに迫る靴を作る技術が日本にはあるのです。スポーツ店に来ている営業は飾りですか?今いるトップアスリートだけではなく、幅広い意見を両メーカーはもっと聞いてほしいと思います。
その他色々な記事。
★ナイキ「ヴェイパーフライ」禁止か。元スポーツ店店員はどう思う?[nike/vapor・fly]
★これからランニングを始める人はアシックスでどうだろうか?入門者にアシックスをおすすめする理由! (2019年7月7日カル〇スブログ)
★[スポーツ向け]着圧レギンス!元スポーツ店店員がおすすめの3選をご紹介!
★FWザイオン・ウィリアムソン選手のナイキのバッシュが剥がれました (2019年2月23日カル〇スブログ)
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