[第3回売場講座] 売場作りに重要な「導線」と「動線」とは?(2019年10月28日)

こんにちは。おつまむです。こちらのブログ記事はこちらの記事(★[老害元副店長]売場の陳列方法はこうやれ!!(あまり信用しないで下さい)を参考にしシリーズ化したものです。
こちらの記事にもある様に参考程度にご覧いただけたら至極幸いです。

「導線」と「動線」は同じ?

第3回目となりました売場講座。どうも、老害元副店長の私です!
前回(★[第2回売場講座] 分かりやすい売場だけを徹底しておけば良い小売店は?(2019年10月18日))は分かりやすい売場だけを作っておけば良い小売店についてお話ししました。

ネット通販が盛り上がっている今日この頃、小売店の売場は大きな動きも無く、高齢化社会を意識した為か、分かりやすさを重視する売場ばかり増えてきました。
時代の流れですので仕方ない部分はありますが、みていてもつまらないですし、明らかに提案力は落ちています。

また分かりやすさで言えば、ネット通販の方が分かりやすく、ピンポイントで欲しい物を検索できますし、なんと家まで届けてくれる。さらにさらに安い!
ただそういったネット通販にそこまで影響されないのが、スーパーや一部の服飾店です。

こういったネット通販に売り上げが左右されないお店は、どの店を見ても分かりやすい売場を追求しています。
スーパーも什器や商品すべてにおいて綺麗に整理されていますし、ユニクロやABCマートは、どのお店にいってもほぼ同じ売場です。

こういった分かりやすい売場を追求した小売店というのは「導線」がしっかりしているお店といえます。
それ以外の小売店はもっと動きがある演出をし、お客様に商品の提案をしていく小売店が本来は多いのですが、最近ではかなり少なくなりました。
本来こういった小売店は「動線」が強いお店といえます。

さて「導線」と「動線」という単語なのですが、ネットで調べたら小売店において「導線」と「動線」は同じ意味だそうです。えっ?私は「導線」と「動線」別に教えられたのですけど…。

とまぁ周りと同じ事を書いても仕方ないので、私が学んだ「導線」と「動線」で売場についてのお話をしていきます。

まず「導線」についてです。導線というのは売場を作る上でのお客様が通ると想定した道です。
買い物の際にお客様はどの様な道を通るのか、過去に検証したデータや理論等を駆使し売場を決め提案をしていきます。まさにお客様を「導く」「線」です。

そして「動線」というのはお客様が「動く線」の事を指します。
例えばクラピカ理論で有名な「人は本能的に物を左から選択してしまう事」や「人間はピラミッド型が美しく見える」等人間には無意識で行動してしまう心理があります。

そういった買い物客の心理を「動線」といいます。
また、その時の環境の変化等によりお客様の売場の「見方」や「動き方」は変わります。
この様な変化も「動線」の一部といえます。

「導線」は店側目線でつくる売場の道筋であり、「動線」はお客様が通る道筋の事を指します。
では「動線」で説明したクラピカ理論等、人間の心理をついた売場は「導線」なのか「動線」なのか?と聞かれるとどちらとも取れます。

クラピカ理論を使い、次の売場へどんどん促したいのであれば「導線」ですし、お客様に気持ち良く買い物をしてほしいと、クラピカ理論を用いて商品を演出すれのであれば「動線」です。

先ほども申し上げましたが目線の違いです。ですが「導線」と「動線」どちらもしっかりしていないと、良い売場とはいえません。
先ほどスーパー等は「導線」がしっかりしているという事を述べました。なぜなら、スーパーは入店してからレジへ向かうまですべて戦略的に物を配置しているからです。

その為ついつい大型スーパーでは買い物をしてしまうなんて事もあります。
また分かりやすい売場で有名な「ユニクロ」もメンズ・レディス・ジュニアとしっかり分かれていて、ファミリーで売場を回ってもストレス無く回れます。

さらにユニクロの凄い所は、売場のスパンも一定ですし、フェイス内の中身もカラーコントロール・サイズコントロール等非常に見やすく分かりやすい。
つまり「動線」の管理もしっかりしているのです。大きな動きがある動線はなく、提案力には欠けますが、分かりやすい売場の小売店はユニクロが一番でしょう。

今回は「導線」と「動線」についてご紹介しました。導線=店側の戦略、動線=お客様の動く線です。
今回は「導線」と「動線」でご紹介しましたが、「動線(お客様の動く線)」があっての「導線(店の戦略)」です。

なぜ今回「導線」と「動線」でご紹介したかというと、売場を作り始める際は「動線」ではなく「導線」を考え「まずは」売場を作るべきだと思うからです。

「動線」というのはお客様目線での話です。人間の心理をついた演出といった、最低限の動線は必要ですが、まずは「導線」を作り店を動かさないと「動線」は見えてきません。
ですので「導線」と「動線」という位置づけでご紹介しました。

次はその「導線」についてもう少し深くご紹介していきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

違う記事も進めて行くスタイル(内部リンクはブログの基本ですね)

★[第1回売場講座]ネットで片づけられる現代に売場演出は必要なのか?(2019年10月11日)

★[第2回売場講座] 分かりやすい売場だけを徹底しておけば良い小売店は?(2019年10月18日)

★帯広のスポーツ店「ゼビオ」と「アルペン」を考察。(2019年6月30日カル〇スブログ)

★今の小売店に積極的な接客は必要?接客されたくない人の対策もご紹介!(2019年5月12日カル〇スブログ)

★帯広のABCマートについて個人的に思う事(2019年5月8日カル〇スブログ)

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