元靴屋店員がアスビーを語る。
こんにちは。おつまむです。最近ABCマートが帯広にも進出し、大型靴屋のチヨダとバチバチやりあっていますが、この前とある靴屋に立ち寄った時私はとても衝撃を受けたのです。
その靴屋の名前は題名にもある「アスビー(ASBee)」です。訳合って帯広の長崎屋にちょくちょく出向いているのですが、アスビーをじっくりみていて衝撃を受けました。
今回はなぜアスビーという靴屋になぜ衝撃を受けたのかをご説明します。
プロケッズのPB化…圧倒的な売場力…アスビーすげぇ!!
さて今回なぜ帯広のアスビーに衝撃を受けたのかというと、、、、
ABCマート・チヨダ系列のシュープラザや靴流通センターを見た後のアスビーの圧倒的な売場の存在感
に衝撃を受けました。つまり「売場力」が二つの靴屋よりも高くてびっくりしたのです。
今までもアスビーには何回か来店した事があるのですが、そこまでアスビーの売場が凄いなと感じた事は無かったのです。
ですが最近ABCマートが出来た事によって、ABCマートの売場と、チヨダ系列の売場を比べ、互いに物足りなさを感じました。
そんな物足りなさを感じながらアスビーに行ったら、ABCマートとチヨダ系列に足りない売場力がアスビーにある事に関心したのです。
そしてそれは商品展開も同様です。
取り扱っているブランドは、魅力的なPB(独占ブランド)の多さからABCマートが一番魅力的なのですが、アスビーは「プロケッズ」や「マッドフット」等の渋いラインをPBに、DCやコンバースネクスター、ニューバランス等のスニーカーもしっかり在庫しています。
そして、長靴やレディース・ジュニアの靴もしっかりおいてあるのでファミリーにもしっかり対応。チヨダ系の得意なジャンルもしっかり網羅しています。
アスビーの商品構成は、ABCマートとチヨダ系列の中間をとった商品構成で幅広い層に対応しているといえます。
アスビーってどんな靴屋?
さてそんな素晴らしい靴屋「アスビー」ですが、アスビーてどの様な靴屋なのでしょうか?アスビーの親会社は「ジーフット」で、どうやらこの会社はイオンの子会社らしいです。
帯広のアスビーが長崎屋にはいっているので、もろライバル会社に入ってますやん。その他に十勝管内では、音更で店舗を構えています。
テナントと店舗両方展開しているのも、バランスが良いですよね。
昔「ニューステップ」という靴屋の中で特にセンスを感じた靴屋があったのですが、今は殆んどがこのアスビーに変わっているそうです。
そこで納得しました。この靴屋がなんでこんなにセンスがあるのかと。
帯広のイオン内にあるABCマートと比べた時、長崎屋のアスビーの売場の広さはアスビーの方が少し広いかな?って感じです。
ただ、アスビーの商品陳列は様々な陳列方法を駆使して作られています。
基本を抑えつつ、崩すとこは崩す。だけど、全体の陳列が基本に忠実なので、その崩れた部分はおしゃれにみえるのです。
ビジネスシューズ等ベーシックなカラーが多いカテゴリについては、すべて基本通り。
見やすくかっこよく売場が陳列されているので、狭さや圧迫感を感じず、多くの商品が在庫されています。
アスビーとその他の靴屋を比べてみる。
売り場の基本が素晴らしく、工夫もあるアスビー。一方で日本で一番の人気を誇る靴屋「ABCマート」は基本陳列のみでの展開です。
見やすい事は見やすいですが、やはり売り場のインパクトはありませんよね。また華やかさを出したいレディースコーナーは崩した陳列ですが、なにせ在庫が足りない。
逆にアスビーは在庫もぎっちり積んで隙間なく、華やかに陳列されています。
次は商品構成について。
アディダスのオリジナルスラインを始め、魅力的な靴のブランドはABCマートが多く独占しています。
ですので、アスビーとチヨダはどのスニーカーで商品を売るかがポイントになるってくるのですが、最近チヨダさんはDCとかデザインが良いアドミラル・ゴライアス等を育て切れていなく品番も少なくなっている印象があります。
また色々な品番に手を伸ばし過ぎて、ブランドの奥行が少ないといのもあります。
しかし、帯広地区にABCマートが今までなかったので、セダークレスト等の自社ブランドが育っているので店自体に問題はないと思いますし、安い靴を沢山売る靴屋なのでそこまで商品構成に関しては深く考えていないのかなと。
一方アスビーは、先月紹介したスニーカー「プロケッズ」の品番を厚くしたりと、中々面白い靴のブランドをいれてきています。
また、アディダス品番は最低限に、DCやナイキSB・ニューバランスを厚くしています。
ただ、コンバースはプロケッズを売る手前少なくはなっていますが、それでも帯広のABCマートぐらいの在庫数はありますし、チヨダに売っている安いラインもそれなりに抑えています。
何よりびっくりしたのが、最近「マッドフット」のスニーカーが2000円だったという事です。
マッドフット自体そこまで高いスニーカーでもないですし、ブランドとの評価も分かれる所ですが、私は個人的にそこそこ熱いブランドではないのかと思っていたので、この価格にはビックリしました。
商品構成・売場の展開等を総合的にみたら帯広の靴屋の中では間違いなくナンバー1だと勝手に思っていますw(3社比較→[元靴屋店員が解説]G-FOOT・ABCマート・チヨダの3社の特徴をご紹介!どこの靴屋がおすすめ??)
おしゃれな靴屋「アスビー」に行こう!
今回は、帯広の靴屋でとてつもない衝撃を受けたアスビーについてご紹介しました。
商品の展開で魅力あるのはABCマートですし、在庫が多くファミリー向けだなと思うのは広い売場を持つチヨダ系列です。
しかし、総合点で言えばアスビーが一番です。ではなぜアスビーは帯広でそこまで流行らないのか。
私はインパクトのなさだと思います。特に長崎屋のアスビーのフロアって、長崎屋がやっている靴屋もありますし、ご年配向けの靴屋があります。
その中にこんなおしゃれで熱い靴がある靴屋があるとは思いません。見つけてもどうしても周りの印象に流されてしまい、狙っている層に響かないという事があるのです。
あと実は音更に実店舗を構えてます。この音更店も少し分かりにくいのですよね…。
てかイオンの子会社なら、イオン内に入れてやれよww
今回お邪魔したアスビー様→アスビー帯広(北海道帯広市西4条南12丁目3番地長崎屋帯広店3F)